令和5年 新年明けましておめでとうございます

本年も 皆様にとり 幸多き一年でありますよう
心からご祈念申し上げます。

 


(日向市 大御神社 元旦 より)

年末年始にかけて考えたことを紹介します。

この1月で私はこの世に生を受けて55年目となります。
新年から こんな話をするのもどうか思いますが、人はいずれ死にます。
そう分かっていても なかなか実感が湧かないものです。

昨年末久しぶりに夜ゆっくりしていたので
YouTube チャンネルを 流し観していました。
その中で 『2億年後の地球』というテーマの番組がありました。
人間という生物は いずれ 死滅する
これは かなりの科学者が理解していることだという。
人間に限らず生物の大量絶滅が起きる、そしてその流れは進行中だと。

私には子供が二人います。
この二人にはいつまでに幸せでいて欲しいし、長寿を全うして欲しい。
そして、その子供も またその子供も そう願っている。
しかし、未来永劫に子孫が生き残る ということはありえない。
その事実を突きつけられた瞬間、 頭では何となくわかっていたことだけど
理路整然と画像で見せられると 結構つらいものがありました。

では 自分は どのような生き方をしたらいいのだろう?
子供の繁栄のため、幸せのため に生きるのでなく
後世の社会全体のためでもなく 何のために生きるのだろう?
何のために 経営を発展していくのだろう?

昨年 稲盛さんが他界されました。
稲盛さんが主宰されていた経営勉強会「盛和塾」で 対面で経営問答をさせて頂いたことがありました。
稲盛さんは 「世の中のため」 に という言葉を常に唱えておられました。
「世の中のため」 これは末長く続く人間の生活を前提としていたのだろうか?
私よりも 情報のアンテナが高く、また感性が鋭かった稲盛さんのこと。
何を 将来に見据えて 経営を続けていたのでしょうか?

とにかく 多くの人が 幸を 享受できる世界を 自分の仕事の先の先で少しで
貢献していきたい。
その先は やりながら 追究していきたい。
そう考えました。

今年一年 よろしくお願いいたします。