最近受注した現場について、本日2時間かけて着工前の打ち合わせを行った。
私、工事部門の責任者、現場関係の技術者2人 の計4人。
会議に臨むに当たり、予め指示していた事項の確認。
指示が徹底されていなかったのだろうか?一部の指示事項が準備できていなかった。
非効率ながらも、口頭で一つ一つ内容の確認。
書類で用意されていたら、どれだけ効率的に進めたことか・・・
そして、実際の現場施工方法について検討に入る。
施工が雨季にかかり、現場が水の影響をもろに受けるところなので、
ここで喧々諤々意見を交わした。
私は、そもそも現場経験が浅い。
一方、今回参加している技術者は地域でもトップクラス級。
細かい技術論になると、当然私より他の参加者の方が経験に裏打ちされた論を展開する。
ただ、ときによっては、その技術者の主観、これまで自分の中で蓄積された”思想”が
その論の背景を形作られていることがある。
私は、技術論では劣るとも、リスク管理面では一番優れた理論、感性を備えていなければならない。
「普通の現場では・・・」という理論は、リスク管理上では 判断の優先規準では優先されない。
優先させるべきではない。
普通でない場合を想定して、そのときに対処できる施工技術は何があるのか?
その施工技術は、現場条件に対応して現実的且つ合理的か?
この質問に的確に回答できないと、いけない。
リスク管理上、許容できるギリギリのところで、技術的裏付けをもって施工方針を決定するのが
私の役目である。 と本日改めて肝に銘じた。