最近親しくさせてもらっている友人のブログを見て、思わず唸ってしまった。
 
彼の普段の会話からは、想像もつかない経験話、そして感想が綴られていた。
 
歳は私より2歳ほど下だが、やはり社長。
そんな彼は、生死を行き交った病気を患いながらも、
会社の資金繰りに奮闘した体験談が書かれていた。
手形のジャンプも考えたほどだったとか。
しかし、彼は取引先に支払条件そして回収条件の改善をお願いし
現在は正常な状態になっている。
 
彼は、普段人と話すときは、漂々としていて、とてもとても
上記ような悲惨さ、みじめさは微塵も感じない。
むしろ、周囲を楽しませている。
 
一方、当の私は
「今日も あれこれやって大変でした。
0時前まで仕事して、やっと夕食です。自分はこれだけ、やっています!!」
というふうに、自らの行動を誇張しようとしている。
 
彼の言葉が そんな自分には 妙に重く、そして唸らせた。
 
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いろいろな方に、「どうやって危機を乗り切れたのか、そして
この時期に増益にしているのか?」 最近聞かれます。
 
「これまで蓄積した経営テクノロジーを駆使し、万策がとれたので・・・」
 
こういう答えをしてみたかったです。その方が格好いいですよね。
でも、本当の答えは
 
「そうしようと思った」
 
です。気持の問題だったのです。細かなところでは確かにTOCだとかTQCだとかコアコンピタンスだとか出てきたんですが、結果的にはトップの気持ちの問題だとういうのが正直なところです。
 
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『師は至る所にあり』   だ。