お疲れ様です。

私は昔ながらの建築手法や道具等に興味があり、色々な本を探し語源の意味を見つける

ことが楽しいと感じています。建築の仕事に従事する方だけでなく 他の人達も聞いて

みるむと意外と興味を持たれる方もいらっしゃるのではと思いますので今回も

「建築よもやま話」をしたいと思います。

 

皆さんの家の中には必ずある押入れ、物入という言葉があまり使われなくなり、代わりに

最近はクローゼットという言葉を使う様になりました。実はこのクローゼットの始まりは

「用を足す」場所だったと言うことをご存じでしたか?中世貴族社会の時代はまだトイレが

普及していない時代だったので用をたす際は今でいう「おまる」が使用されていたそうです。

ただ当時の貴族の服装が大がかりで着替え大変だった為広いスぺ-スが必要だった

そうです。その後水洗便所が部屋として確立していき 今の様に衣装等を収納する場所に

変化していったそうです。

 

ただ今でもトイレを「WC」と図面で表記されていますが、これはwater closetの略で

水道機能のあるクローゼットとして語源の意味が引き続けられているみたいです?

こんな風に普通何気なく使っている言葉の語源を調べてみると意外と面白いことに

ぶっかることがあります。時間があれば探してみられると意外な発見と同時に感動を

味わえるかもしれません!

ケンチクブ:坂野