日向市立富高小学校の6年生の皆さんを対象に、「働くこと」をテーマに1時間お話をさせていただく機会をいただきました。
当日の様子は、学校のホームページや「日向市キャリア教育支援センター」のブログでも大変丁寧に紹介していただいています。私の熱量まで伝わるような素敵な記事ですので、ぜひ併せてご覧ください。
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「タイパ・コスパ」の先にあるもの
今の世の中では、効率を求める「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が溢れています。驚いたことに、ほとんどの児童がこの言葉を知っていました。
もちろん、仕事をする上で効率は大切です。しかし、私は子供たちにこう伝えました。 **「今の君たちの時期は、むしろ逆を意識した方がいい」**と。
遠回りに見える道の途中でしか見えない景色があります。味わえない苦労やしんどさがあります。そうした経験こそが、人としての深みや踏ん張る力を育ててくれる。そして結局は、それが大人になってから「一番大きな意味でのコスパ・タイパ」につながると信じているからです。
「かっこいい大人」の定義
また、子供たちから「かっこいい大人って、どんな人ですか?」と聞かれた際、私はこう答えました。
「困難から逃げず、真正面から向き合う大人」
正面から向き合えば、痛い思いもします。しかし、それを乗り越えようとする勇気が人を強く、魅力的にします。未来をつくる子供たちに、このメッセージが少しでも残ってくれれば嬉しい限りです。
子供たちの心に届いた「種」
後日、学校から届いたアンケート結果を読み、改めてこの時間の意味を噛み締めています。 特に印象的だった反応をいくつかご紹介します。
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建設・土木の仕事への「ワクワク」 「建物を作るだけでなく、役割の多さにびっくりした」「トンネルに2年半もかかるなんて面白い!」といった声。日向市駅や新体育館のように「地図に残る仕事」の魅力が伝わったことは、業界の人間として大きな喜びです。
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地元の宝「へべす」へのエール 「全国に広める活動を頑張って!」という熱い言葉。次代を担う子供たちが地元の特産品に誇りを持つことこそ、地域ブランドを育てる原動力になります。
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一番響いたのは「当たり前の継続」 驚いたのは、最も多くの児童が大切だと感じてくれたのが**「小さなことを大切にする・継続する」**(靴をそろえる、挨拶をする等)という点だったことです。私が伝えた泥臭いメッセージを、彼らは真っ直ぐに受け止めてくれました。
最後に
アンケートでは、42名中41名が「将来の仕事について考えるきっかけになった」と回答してくれました。
導入のクイズで「年齢が何歳に見えるか」と聞いた際、20代・30代という回答が多くて驚きましたが(実年齢は48歳です!)、年齢よりも「どう生きているか」「どう向き合っているか」が人の印象をつくるのだとしたら、これほど嬉しいことはありません。
今回蒔いた建設・農業・環境の種が、いつか日向を支える「かっこいい大人」として芽吹く日を確信しています。 素晴らしい機会と、心の報酬となるアンケート結果をありがとうございました!
