日向地区 建設労働交通安全推進大会

平成127月25日

(事例発表)

「安全パトロ−ルによる効果と工事現場への支援」

 

私は、内山建設で安全管理者をしております赤峰と申します。

この仕事に従事致しまして約4年になります。 始めに現在私が行っている主な業務内容を簡単に説明させて頂きます。

まず、 毎週1回以上の各現場の安全パトロ−ルの実施であります。現場全体を見て不安全状態がないか、不安全行動をしている人がいないかチェックし、万一 危険な箇所や危険な行動がありましたらその都度指摘、指導を行い、是正改善していく事を最大の業務としております。

次に、月毎に各現場の作業内容に応じた安全対策資料を作成しまして、安全訓練を実施しております。

また、月1度、全従業員を集めて社内安全会議を行っております。内容としましては安全講話をはじめ、グループ討議、安全ビデオ研修等を実施し、会社一丸となって安全意識の高揚に努めております。

このような仕事ですから現場へ何度も足を運び、現場で苦言を言うこともありますので、現場サイドからは正直言いましてあまり良い歓迎は受けない立場であると感じております。表現が悪いのですが、中には また来たかというような顔をする方もおります。それはしょうがないことですので、それに負けること無く 私自身が現場への支援という立場に視点を置きまして、現場従事者がより安全で働き易い環境で仕事ができるように、 自分なりに考えまして 毎日行動しているところです。

 

次に我社(組織)の管理体制についても触れておきたいと思います。

昨年ISO9002の認証取得により、そのマニュアルにそって、細かな点までのチェックが可能となり、また書面でチェックを確実に行う為、漏れが無く、ようやくその機能が高まってきたところです。

例えば、朝礼で実施したことは終礼で必ず内容の確認チェックをしてフォローする体制になっております。

このような体制をとり、現在何とかゼロ災で進行しております。しかし、機能はまだ万全でありませんので現時点に満足はしておりません。これからがスタートだと思っております。

さて、今日は皆さんの前で何をお話ししたらよいのかいろいろ考えてみたのですが、私がお話できることは実際、安全パトロ−ルを実施してのことしかお話することが出来ませんので、その中で一つの事例を管理側から見た目でお話したいと思います。

 

私がこの仕事をはじめて2年目に入った頃のことでした。ある林道現場を安全パトロ−ルしておりますと、稼働している重機の近くを平気で通る人がいましたので、その人にはその場で注意して即是正をしました。その時は納得したかに見えました。が、その次の安全パトロ−ル時にまた同じような行動をとっていましたので再度注意してなぜ同じ行動をするのか聞いたところ、「大丈夫だろうと思った」との返事でした。

それを聞きまして一つのことに気づいたのですが、それは危険に対する意識について現場従事者一人一人に大きな個人差があるということでした。実際、重機オペレーターに合図を出して重機が完全に止まってから安全確認をして近くを通る人もいます。

その後、その人には「大丈夫だろう」というだろうという考え方がどれだけ危険なのか説明し、 かもしれないという考えで作業するようと指導しました。

その後、その人はその重機は旋回するかもしれないと危険予知を自ら行ったのか、その人の行動は是正され、重機の近くを安易に通る姿は見られませんでした。

このことで私の失敗だったことは、最初の頃、重機作業半径内は立入禁止とばかり講じておりました。そのように全ての現場従事者に対して単純で抽象的に同じ安全指導をするだけでは守れる人もいれば、守れない人もおり徹底できなかったというのが現実でした。

そこでもつとベターな方法がないか考えた末、まずは現場従事者一人一人の行動についてよく観察し、コミュニケーションをはかり、一人一人の危険に対する意識についてよく把握すること。

そして、それぞれに応じた安全指導を心掛け、なぜそうしなければいけないのかという理由までわかるように具体的に説明し、相手に理解させなければ安全に対する意識が変わらないと実感しました。

このことは現在、私の中で非常に役立っておりまして、今後も忘れることなく生かしていき、現場への支援に最大の努力をして参りたいと思っております。

 

次ですがこれは今日のテーマとは若干違うのですが、現在、我社全体で既に取り組んでいる活動について少しお話したいと思います。

それは、5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の徹底です。

昨年までは特に整理・整頓を徹底してきました。

しかし、今年から全員で5S活動に取り組んで行こうとがんばっております。

5S活動が徹底できる現場では災害は起こらないと思います。

又、実際に5S活動を取り組むことで、現場をパトロールして見ますと現場が以前より明るくなり、コミュニケーションが盛んになり、安全意識が非常に高まってきていることがうかがえます。

災害ゼロ達成、危険ゼロ達成のために必ず全員でやりとげようと思っております。

 

最後に一言申しまして私の発表を終わりたいと思います。

安全に妥協なし  安全に終わりなし  

ありがとうございました。