当社では8月11日祝日から本日16日まで計6日間の連続休暇であった。
もちろん社長である私も休みなのであるが、結局のところ会社に行ったり、現場に行ったり、初盆廻りしたりして 普段と変わらず仕事間隔で動いていた。

誰も居ない現場に足を運ぶと、不思議といろんなことを感じる。
整理整頓などの様子から大方の仕事ぶりなどが透けて見えるし、現場そのものと向き合うことで相手から何か語り掛けてくれることがある。

溜まった案件の処理をするにも連続休暇は貴重な時間である。
おかげで いろいろと整理できた。
朝は愛犬と近くの海でゆっくり散歩してから動き始めたので昼は移動の時間となることが多かった。 気付いてみたら、今日も含めるとこの1週案で4日は昼の食事は車の中で サンドイッチと野菜ジュース。
なんだかんだでバタバタした連休だった。

最近1、2年を振り返ると 壁にぶち当たっては 奮闘し、そしてまた壁にぶち当たりの連続。
社員との間合いの取り方も試行錯誤だ。
先に夏の賞与支給を行ったのだが(当社は夏はお盆前が恒例)、若手はおおむね喜んでくれていたが、ベテラン組は少々不満(多いときと比較して)を漏らしていたらしい。
こちらなど役員賞与など私が社長になってから一度もまだもらったことないのに・・・親の気持ちを 子供に 分かって なんてことを思うのが そもそも間違いだろうけど。

なんで こんなにも  壁にぶち当たるのだろうと 呟きながら机の整理をしていると、奥から新聞の切り抜き記事が出てきた。
日経の私の履歴書・似鳥昭雄氏の記事だった。
そこには社員が4分の1に減ったり、とトラブル続きだった頃の話が 紹介されていた。
『本当にドタバタの連続だった」 今 勢いがあるあのニトリの歴史とは想像つかない言葉だ。
なんだか 自分の躓き(つまずき)など ちっぽけなものに思えてきた。

バタバタしていた連休だったけど、夜は割とゆっくり過ごせて
一日は中高の同窓会に参加して 久しぶりの同級生と楽しいひとときを味わえた。
150名くらいいたうち25名、つまり6人に1人が参加していたわけで 結構盛り上がった会だった。
当初は 先生は一人だと聞いていたが 会場に顔を出すとそこには あの”名物”先生の姿があった。
私が野球部のキャプテンになったとき、 監督だったその先生は「キャプテンになったんだな。 ちょっと来い。」 とみんなの前に呼び出すと・・・
いきなり 『バシッ』と やられてしまった・・・
今思えば、「これからは みんなの代表として、何かあったたら その罰を背負うくらいの覚悟が必要だ」と教えようとされたのだろうが、当時は 何が何だかわからなかった。
何より『世の中には理不尽なことがある』ことを身体で学んだ。
こんなことは平気な先生で、みんなそれなりに”ご指導”を受けたわけだが、
ご覧の通り 周りを囲んでは「先生」「先生」と懐かしい話を交わしていた。

いい時代だったな、本当に。

今日から 会社は本格稼働。 よし 自分も さらに 前進だ。