2007年3月アーカイブ
会社の決算は6月だが、公共事業が多い当社にとって3月末は一つの区切りの月。
先日、今年度最後の工事検査があった。
国の工事であったが、評価は上々のようで安心した。
河川護岸工事で、通常の護岸工事と違い、「親水」をテーマにした工事。
※「親水」とは文字通り「水に親しむ」ことで、豊かな自然のなかで水や緑、
動植物とふれあうことができる、やすらぎに満ちた水辺空間を取り戻そうという、
人間の本能にも似た願いがそこにはこめられています。
都市における河川は、こうした自然とのふれあいはもちろん、散歩・レクリエーションなどの
公園としての利用もできる、いわば「都会のオアシス」ともいうべき空間です。
着工前

完成

検査が終わった翌日の今日、現場の人間に確認したところ、早速住民の方々が
子供と一緒に施設を楽しんでいるようです。

現場の検査を終えた技術者、協力会社の方々のあの笑顔。充実感。
やはり、私は 建設業を廃業にするわけには、いけない!!と思いました。
さて、来週から新年度。
前回のブログでも紹介したように、公共事業の前途はかなり厳しい。
しかし、その中でも 事業を継続していくにはどうしたらいいか?
私の経営判断、戦略、方針にかかっていると言っても過言ではないだろう。
民間、新規事業など これまで地道に歩んできた布石が、ようやく芽吹こうしている。
まるで、今まさに花を咲かそうとする当社の庭の桜のように。
考える作業は孤独だが、しかし 周りには 温かいそして力強い味方、仲間が多くいる。
頑張らねば。
本日、夕方 ある程度 身の回りのことが落ち着いた。
1、長男の卒園式 無事終了
謝恩会では、 よさこいそーらん踊りを披露。
役員さんが、どこから仕入れたのか 大漁旗模様の法被を調達してくれており、
結構、様になっていたようだ。
そして、おまけとして DJ OZMAのアゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 のダンスをおこなった。
それは、もう 大うけ。 衣装も凝って、カツラを各自つけ、黒のサングラス。
中に、レーザーラモンHGのあの衣装を着ていた人がいた・・・
誰とは恥ずかして言えないが・・・
(特に、子供達は踊りのあとに追いかけまわされた大変だった)
それにしても、子供の初めての卒園式。なんか、じ?んときました。
2、ボランティアのプレゼン 無事終了
「こどもをまもる会」という活動の助成金申請のヒアリング会、無事終了。
いろいろ つっこみの質問もあったが、ま?なんとかこなした。
同席した会の仲間からは、「内山さん、すげぇ?。よく、あんなにスパスパと答えらますね」
と驚かれていたが、「?」という感じだった。
とにかく、ああいう場所では もじもじしていたら、それだけでアウト。
技術士の口頭試験対策で培われた、”心臓”の賜物なもしれない。
3、せっぱつまった現場の検査 終了
とても間に合わない!!と思われた、二つの現場の検査が金曜、そして本日月曜
終わった。
結果は・・・・ やはり 思わしくなかった。
とにかく形は整えられ、検査を受ける体制は作れただけでも、奇跡に近かったが、
結果がすべて。
一つの現場は、片付けが中途半端な状態での受検で、自分でも恥じずかしかった。
やはり、当面は自分の目で書類も現場も詳細なチェックをしていく体制で臨む必要性
を痛感した。
また、直前になってバタバタするという私の一番嫌なパターンは、今後絶対回避!!
これからは、心を鬼にして 検査準備のために設けたスケジュールは厳守させるように心に誓う。
(今までは、正直 甘かった。よく言われる「内山さんは、社員にやさしいから」という言葉が
このときほど痛切に感じたことは無かった。社員の詰めの甘さを、大目にみてきたことが
問題だった)
4、目標としていた県工事の入札物件がある程度 終わる
先週から5件ほど続いた。
いずれも、落札できず。
内、1件は最低価格は実行予算からかなりかい離があったので、あきらめもついているが、
問題は残りの4件。
なんと、3件は落札価格と当社の札は3,000円以内。
1億円内外の工事で、落札価格が3,000円違いで受注できないなんて!!
(いずれも、予定価格の76%前後。)
予定価格の76%なんで、だいたいは赤字スレスレ。
おまけに、僅差の負け。
ちなみに、入札結果が今は公表されるので、ここで紹介すると・・・
凄かいのは、1位と2位の差。
ある物件は30円。別の物件は10円だった。1億円の物件で、10円、30円ですよ。
このような状況で、1位になれるにはまさに神業だ。受注した会社は神に近い!!
なんだか、やる気なくしますね。 この入札制度。
ま、これが現実だから、しようがないですが。
ただ、はっきり言えることは、県の工事は 当面は経営計画の中には
入れられないということ。
競争するのは構わないが、落札するには、くじに当たるかと同じくらい運が必要。
一生懸命に営業努力しても、ハッキリ言って効果は無い。
例えば、民間建築工事なら、価格だけでなくそれまでの営業の誠意、工事実績、それに伴う
信用度が大きく影響する。
10百万円くらいの物件なら、100千円くらいの差が仮にあった場合、
価格が2番手でも、信用、誠意などが1番であれば、価格2番手に決めるはずである。
(もしくは、100千円を縮められないか、価格2番手にネゴするはずだ)
くじが当たるかどうかわからない工事を、数字に読み込んで経営計画にたてるなど、
それこそリスク管理ゼロ。
聞くところによると、以前ある大きな地区の会長をしていた会社は、近く廃業とのこと。
結構、やり手の社長さんだったけど、わかるような気がします。
もちろん、私は廃業はしませんよ。
真っ当な営業、そして企業努力が 成果に表れる 事業(建設業含む)を視野に入れて、
経営を続けますよ。
今、それが潮の流れ だから。
「任せた」後は、それで「私は後は何もしなくてもいい」 ということではない。
その「任せた後の進捗をフォローすること」が責任として伴う。
任せて安心な状態であるなら、「あとは任せた。万一失敗したら、俺が責任をとる」
ということになる。
しかし、任せて、結果が失敗(問題が伴う)になる可能性が高いと予め予想がつくなら、
敢えて途中で口をはさんで、進捗を確認する必要があるのだ、と最近思う。
以前、まだ私が社長でなかった頃、
「社長(今の会長)がすべてに口をはさむから、社員が伸びない。
任せることが無いとダメだ。」
という声を、社員の中から聞いたことがある。
私が社長になってからも、
「現場のことは現場に任せて、社長は営業で仕事をとってくればいい」
と、社員から言われたことがある。
最近、受注した現場の完成検査が立て続けにあっている。
「下の者に任せた!!」つもりで、私は営業と新規事業関連に注力していた。
そして、検査直前、どうも遠目に検査準備の進捗をみていると、スムーズでない。
心配になって、突っ込んで内容を確認してみると、案の定 かなり深刻な状況。
私は、会社として工事を受注した以上は、きちんとりっぱな状態で完成して
引き渡す責務がある。
中途半端な管理書類や現場の状態で、検査に臨むことは、ある意味会社の代表と
しての責任放棄だ。
社員を育てるために、敢えて中途半端な状態で、現場を発注者に引き渡すことはできないのだ。
完全に任せて口を横から出してほしくない(やる気が失せるから)かもしれない。
今の当社の現場の管理は、現場音痴の私が 管理の進捗をチェックしなければならない
途上の状態にあるようだ。
社員を育てることと 任せてみること。
そこには、任せっぱなしにせずに、 たまに進捗をみてあげ、そして行き詰まりそうなら
手を差し伸べてやること。
これが肝要な気が してきた。
そういえば、これって子育てにも似ている気がする。
本日民間営業に一日費やした。
それは、これから先の社員の生活を確保するための工事を受注するため。
現場検査の準備でてんてこ舞いになっている状況下でも、
今 このタイミングでやっておかねばならないこともある。
話は変わるは、明日(本日)は 長男の卒園式。
10時から開始。
一方、10時30分から市役所主催の助成金審査会がある。
(業界青年部関係のボランティア活動について、助成を受けるために審査会にエントリーした)
資料の準備をしたが、私はこの団体の責任者をしているので、出席しなくてはならないだろう。
卒園式の謝恩会が、お昼からある。
ここでは、親代表として出し物をすることになっている。
(運動会で結成された”キャロッツ”メンバーが、今回も よさこいソーラン踊りを披露。
今回は、それに加えて あの有名なダンスもする予定)。
お父さん方9名、みんな忙しい中に 夜の8時から10時前まで週1回練習。
本日も、最後の仕上げで夜10時まで練習していた。
これも、私の責務の一つ(父親として)。
なんだか、体と頭の中が ぐちゃぐちゃの状態。
そうな言っても、どれも投げやりにすることはできない。
割り切って、その一つ一つを 私なりに 責任を全うしていきたい。
楽しみながら。
最近、壁にぶち当たっているようだ。
営業のこと、社内管理のこと。
社員に、「現場でいい点数を!!」を檄を飛ばしても、 結果いい点数をとっても
その後の受注できている工事は比例していない。
ここ最近の入札は世の流れに”乗って”、かなりの低い落札率で推移している。
受注できるのは、県が定める最低価格以下にならず、それ以上の中で価格が一番低い業者。
つまり、基準は価格だけ。
「現場でいい点数を!!」という指示が、自分でも虚しく跳ね返ってくる。
「適当なところでの管理で十分。粗悪でさえなければ、それ以上は無駄」 そんな声なき声が
聞こえてくる感じがする。
確かに、現実の入札制度は、そういう姿勢で十分通用するので、考え方としては極めて合理的である。
国は、品確法を率先して取り組んでいるが、発注ボリュームが多い県、市町村は 対応はそう簡単にはできないだろう。
民間の営業だったら、考えられない感覚だ。
しかし、それが公共事業では通用する。
価格が高止まりする というのが、公共事業が敵視される原因であるが、
私は、 むしろ 価格より もっと別のところに 改善すべき点を見る。
最近の公共事業の落札推移をみていると、よっぽど民間の工事を営業した方が利益を確保
できるように思えてならない。
公共事業においても、私は拘りたい。
たとえ、受注に即座に影響しなくとも。 それは、私の、会社の、経営理念が許さない からだ。
「社会にとって、必要な会社であり続ける」
改めて、経営理念を思い起こした。
価格主義、受注ありき主義が 特に最近、そしてこれからしばらく続きそうだ。
その流れの中で、どれだけ 自分の、自社の拘りを 我慢して持ち続けられるか。
いろんな側面から可能性を模索してみたい。
先日、久し振りにテレビのスイッチをつけてみたら、大リーグで活躍している岩村選手の特集があった。
「苦しんでいるときにこそ、成長がある」
そうなんだろうな・・・。でも、どうやって 行動すればいいんだろう。
そこをブレイクスルーする努力が 成長なんだろうな。
できなければ、 会社は衰退するし、
できれば 会社を そして私自身の器も大きくできるようになるのだろう・・・。
==============================
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
家に帰りお風呂に入って ぼーと考えた。
そういえば、今月の日経「私の履歴書」は ねむの木学園の宮城まり子さんだ。
宮城さんの名前は、中学生のときに受験勉強しながら聴いていたラジオから、
何かの番組を持ってらしてその存在、活動なりを一応は知っていた。
宮城さんは、結構活躍されていた女優だったとは知らなかった。
今の活動に転機したきっかけを振り返っておられた。
そこには、縁、宿命、天命 言葉は忘れたがこのようなものを感じる、と述懐されている。
私は、今の自分の性格等からして、経営者にはとても向いていないと思う。
まして、土木建設業界などは全くの不向き。
一方、実務者としては、自分でいうのも何だが、結構仕事はできる方ではないかと思う。
分野が事務であれ、技術であれ、実務者としてなら、責任感を感じ、そして持ち前の好奇心も
手伝って、創造的な挑戦を行っていくだろうと思う。
しかし、それでも建設業界で経営をしていた父の下に生まれ、
そしてその部門に進んでいた兄でなく、事務屋をしていていた私が跡を継いだ。
活動する地盤は、公共事業が基幹産業である宮崎県。
これも、縁 なのだろうか。
折しも、業界全体が大転換を図らねばならない時期。
今までの感覚 でない経営、社員誘導を しなければいけない時期。
そうとう 大きな壁を超えないと 乗り切れないと思う。
とにかく、天命と思い、 目の前にあたってくる課題を 自分が現時点の縁で浮かんでくる手法で
対峙して 一つ一つ乗り切っていくしかないのだと思う。
